旋盤加工では、さまざまな製品が製作されています。旋盤加工で作られる製品は丸物とも呼ばれ、円形状をしているのが一般的です。
ここでは、旋盤加工で作られる製品の中で代表的なものをいくつかご紹介します。
パイプ(配管)
水道管やガス管などのように、流体を輸送するパイプを加工するために旋盤が使われています。特殊な形状のパイプであれば、一から旋盤加工で削り出していく場合があります。規格品のパイプに対して、ネジ切りや溝加工といった追加工のみ行うことも多いです。
シャフト
シャフトは細長い筒形状をした金属部品です。船舶や自動車、産業機械などで、動力を伝えるための部品として活用されています。動力を伝えるための軸としての役割を担っているため、シャフトへの品質要求は高くなる傾向にあります。
ピン
ピンは、複数の物体を接合するための留め金になったり、位置を固定するための部品です。単純な円筒形状のピンだけでなく、先端形状がテーパーになったタイプや、頭が付いたタイプなど、さまざまな種類があります。
継手
継手も、上述したピンと同様に複数の部品を接合するための部品です。主に、軸と軸を接合する軸継手と、管と管を接合する管継手の2種類に分けられています。継手にズレや漏れがあると不具合を引き起こす可能性があるため、加工には高い精度が求められる場合があります。
ブッシュ
ブッシュは、軸や筒状の部材にはめ込んで隙間を埋めたり、衝撃を吸収するために用いる部品です。ブッシュは軸受けとも呼ばれ、回転軸の摩擦を軽減したり、正しい位置に保つためにも使用されています。
まとめ
旋盤加工で作られる主な製品について、ご理解いただけたでしょうか。ここで紹介した以外にも、さまざまな製品が旋盤加工によって作られています。
当社サーフエンジニアリングは、インフラ系のパイプ・配管などを中心に旋盤加工のご依頼を請けております。お気軽にお問い合わせください。