サーフエンジニアリングでは旋盤加工を主に扱っております。
製造業に従事していても、知ってそうで知らない人も多い旋盤。
まずは旋盤とはどういった技術なのか紹介していきます。
回転させて削る
切ったり削ったりしたいものを回転させて、固定された工具によって切削加工を施すことを“旋盤”といいます。ただ外周を削るような外丸削りだけではなく、穴を開ける加工はもちろん、ねじ切りといった様々な加工を行うことが出来る技術です。切削したい材料が回転するため、加工したものは回転軸に対して対称な形になることが特徴といえます。
旋盤の種類
一言で旋盤といっても、形や手法によって様々な種類があります。一般的なものは普通旋盤といわれ、より使用(導入)しやすい小型の旋盤は卓上旋盤(ベンチレース)といわれます。
加工する材料によっては、主軸が上を向いていて重量物の加工が容易である「立て旋盤」といったものもあり、何をどのように加工するのかで利用すべき旋盤の種類が変わります。
作業を数値化したNC旋盤
現在殆どの旋盤加工で使われているのがNC旋盤です。NC旋盤は各種旋盤を数値によって制御する装置を取り付けたあります。NC=Numerical Controlの略で数値制御という意味です。刃物台の移動距離から、材料を送る速度まですべてを数値でコンピューターに指示をして動かします。コンピューター制御が一般的になり、回転軸の中心からは外れた部分への穴の加工も可能になりました。
旋盤は、日本の産業になくてはならない技術です。機械加工技能士という資格があり、旋盤を正確に行える技能があると、金属加工により長けているといえます。